ＫＯＩＮＳ コインズ

店舗用・業務用の食品容器は、目的に応じたサイズや形状を選ぶのはもちろん、素材選びにこだわることも大切です。食品容器に使用される素材について、いくつかご紹介します。

飲食品用の容器には、ペットボトルの素材として有名なポリエチレンテレフタレートを使ったものも多く、「PET」と表記されます。

PET 素材の1つであるA-PET（非晶性ポリエチレンテレフタレート）は、安定剤などの添加物を含まないので安全性が高く、耐油性、耐薬品性、無臭性など、飲食品の容器に適した特徴を持っています。

また光沢があり、透明性にも優れています。弊社では、A-PETのほかにもPET素材を使った容器を販売しています。

PSはポリスチレンのことで、丈夫で硬く、成形加工性に優れており、着色するのも容易です。OPSは、透明性を高めるためにポリスチレンを縦横二軸にのばした素材です。

弊社で取り扱う食品容器は、容器がPS、そのフタがOPS製でできているものが多くあります。ポリスチレン樹脂を数倍、または数十倍に発泡させた素材が、白く発泡スチロールのような見た目のPSPです。保温性に優れ、丼やフードパックによく使われます。

食品容器には、白樺材や杉、桧といった自然素材が使われることもあり、弊社でも自然素材のものを取り扱っています。エゾ松は北海道の木に指定されている常緑高木で、高さ40m、幹の太さ1mになるものもあります。
エゾ松を使った容器としては、たこ焼きを入れる舟型の容器などがあります。

竹は、強度がありながら柔軟性に優れており、住宅建材やインテリアなど様々なシーンで使われています。天然竹皮はちまきやおにぎり、ようかんなどを包む時に、竹皮を貼り合わせて作った容器は、お弁当やお土産を入れるのに適しています。